昨日は、「おどるなつこさんにもプレゼントをしたい!」と小学校学習室の子どもたちからご招待を受けて、とても豊かな時間を過ごさせていただきました。
私がその小学校の学習室の皆さんと半年間タップセッションのプログラムで交流していたのは2019年度です。「あしおとの輪」で大事にしてきた、一人一人のやりたいことを尊重し発展させていく方法が、外国籍につながる子などの集まる学習支援室の方針ともマッチしたのでしょう。なんと、公共施設で開催していた「あしおとの輪」ワークショップに、先生が放課後の子どもたち(高学年のみ)を連れて毎月参加してくださいました。
その高学年の子どもたちは、毎月、学校に帰っては低学年の子どもたちに「あしおとの輪」の遊び方を伝えていったのです。そして半年後に学習室全員で作り上げた学習発表会では、一人一人の責任感や周りへの思いやりにあふれた、本当に素敵なパフォーマンス作品がステージで披露されました。
そのあと、この高学年チームは私たちにとってもコロナ前のラストイベントになった2/24「あしおとの輪のまつり」にもご出演、メッセンジャーとの交流も深まり、強く思い出に残る子どもたちとなっていました。コロナの影響で開催を迷った2/24のイベントでしたが、リアルイベントとしては最後であり、またこの日の出会いがさまざまなことの始まりでもあったこと、感慨深いです。
2020年度はコロナで修学旅行もなかったという6年生たち。今年度の総合学習では、地域のお世話になった方に、ハンギングバスケットをプレゼントしていたそうなのですが、その中で私の名前も上がったとのこと。またなつこさんと一緒に踊りたいなあ、ということで、プレゼントいただいた後にみんなとおどりあいました。
もうねー、ほんと嬉しい時間でした!!
交流を制限された1年の間にも、子どもたちの背は伸び、一人一人がとても紳士的に成長していて、新1年生もそんな高学年の様子にどんどんチャレンジして行きます。昨年、ほとんど抱っこだった子が、センターに来て強くしっかりとしたリズムを奏でるのを見て、(ああ、昨年も抱っこされたまますごくしっかり参加してくれていたんだなあ!)とホロリとしてしまいました。「あべっちさんは来ないの?」とメッセンジャーの名前も覚えてくれていました。
私は飛び道具的なお楽しみの役割ですが、こちらの学習室の先生方が日々されている場作りの力がすごいなあ!としみじみ感じました。日々、一人ひとりの子どもを主役として扱っているから、子どもたちの発言は蔑ろにされず、そのまま主体的な行動につながっている。そうした毎日の積み重ねの中、子どもたちは自然と他者をも尊重していきます。先生方が、真に社会や体験とのつなぎ目を担われていました。
プレゼントのハンギングバスケットには、板の上に乗ってるおどるなつこのパウチがついていました!作ってくれた子どもたちの署名入りです。最後まで、名残惜しく手を振ってくれた子どもたち。元気でね!また会いましょうね!