跳びはねる理由

映画「僕が跳びはねる理由」を横浜のジャックアンドベティでみてきました。東田直樹さんが13歳の時に書いた「僕が跳びはねる理由」という絵本があるのですが(今では文庫化され2巻も出ています)、お母様が息子にパソコン入力を伝えたことにより、自閉症スペクトラムの感覚的な世界が言語化されたもので、13か国に翻訳されています。

この絵本が世界中の多くの親子を救ってきたことが伝わってくる映画でした。感覚的な表現は美しいだけでなく、自閉症スペクトラムの感覚を共有できるような映像体験になっています。

公式サイト https://movies.kadokawa.co.jp/bokutobi/

本来、感覚的なことは個人的なもので、他者との共有が難しいものです。
でも、だからと言って、教育のチャンスを与えられなかったり、ましてや捨ててしまえなんて、そんな差別や人権侵害は、私たちの無知、無関心から起きていたこと。言葉による表現力だけが有意な社会においての差別なわけです。


私にも「飛びはねる理由」があるので、とても共感しました。多様な感覚があることを、もっともっと知られると良いなあ。

ぜひたくさんの方にご覧いただきたい映画です。
ジャックアンドベティも、コロナ対策の上で満員でした。ミニシアター、どうか頑張ってください!

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