BankART AIR 2021終了&コラボ作品のお知らせ

BankART AIR 2021 Summer が無事に終了しました。
台風の中、足を運んで下さった方々、ありがとうございました。
身近にコロナクラスターが起きたとご来場を取り止められた方もいたり、人の集まる表現の場では、主催側も観客側も、クラスターが起きないように注意を払っています。ホコリで喉がイガイガしても心配でしたので、とにかく安全に終えられたことにまずほっとします。

レジデンス中の活動

おどるなつことしては、身体の基礎鍛錬と無垢一枚板のタップ表現探求、そして回踏太陽の全11作品を創作し、秋からの展開への準備がだいぶ整えられました。
・そもそもタップダンスとはどんな表現なのか。
・音楽をカバーするときの立ち位置を何通りも探し試すこと。
・オリジナル即興がエンタテインメントになる条件は何か。
・無垢一枚板を踏むために、ステップのつくり方から検討し直すこと。
・継続トレーニングで身体の弱い部分を見つけ補強する。

まあ、こんなことをしておりました。時間を細切れにせずこれら全てを総合的に毎日行えたことは、つくられていく身体が次の手法を生み出せるようになっていって、とても効率よかったです。身体芸術は生物なんですよね、本当に。
ちょうど引っ越しなので、この環境を維持できる家を探します!

ゲストに学ぶこと

8/13のオープンスタジオに、「動き」の河西進さんが名古屋からいらしてくださいました。入居アーティストの建築家:関和明さんのご紹介で一度ご挨拶したきりでしたが、あまり深くお話しせずに、まず即興本番しましょう、ということで迎えた本番です。

写真:土本亜祐美さんより

とても深い集中で、この小さなスペースから何かが広がっていき、大変有意義な数分間でした。みてくださった方々のご感想もそのようで、ここで共有された何か、これは確かな体験になるのだろうなあ、という印象を持っています。実際、この日観客だったあしプロメッセンジャーのジミーが、感銘を受けて志願し、翌日8/14のゲストとして出演。緊張を乗り越えて、ジミーらしいたっぷ表現が繰り広げられました!このような勇気や意欲に、私は本当に学ぶことが多いです。


終演後にやっと河西さんと関さんとゆっくりお話ししたのですが、3年前から踊り始めて「動き」と名乗っている理由や、山でのトレーニングの話など、やはりおどるなつこと相通じる感覚があり、こういう出会いってあるんだなあ、と思いました。深い集中を得るための稽古方法を見つけて自らに課しておられるその姿勢。私が稽古の中で出会うモヤモヤがスーッと風に攫われたようでした。
ご紹介くださった関さん、遠方よりご出演いただいた河西さん、ありがとうございました!後ほど動画も公開します!

アーティストコラボ作品

今回のレジデンスでは、コロナの蔓延防止下で、一緒にご飯を食べながら他のアーティストと話すような時間が持ちにくかったのですが、そんな中でも、積極的に他のアーティストと対話して、ふわっとしたひとときを紡いでいたアイヴァン・ティンブレルさん。ニュージランドご出身で鳥取で教育を学びコロナ禍に横浜へ移動されたユニークなアーティスト。写真とは何かという問いを持ち制作されています。

回踏太陽とアイヴァンの即興コラボで映像作品を作りました!
今夜19時公開です。ぜひご覧ください!

他にも報告はありますが、今日はひとまずここまで。
関係者の皆様に感謝申し上げます!!
これから撤収作業です!!

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